張り巡らされたいくつもの伏線【ザ・ウォーカー】さらに映画が面白くなるモチーフ考察と見どころ
みなさん、こんにちは!なつをです!
いつも足を運んでいただき本当にありがとうございます!
なかなか映画を観る時間が取れなかったので、更新が滞ってしまいました、、、(観たいと思ってる映画は何本もあるんですがね(^_^;))
気を取り直して、1日1記事を目標にやっていきたいと思います。
さて、今回も面白い映画に出会うことができましたので、少し考察を入れながら、
オススメ映画ということでご紹介したいと思います。
少し長くなりましたが、本日ご紹介する映画は、2010年公開のアメリカ映画『ザ・ウォーカー』です。監督はアルバート・ヒューズ、アレン・ヒューズの2人、主演はデンゼル・ワシントン、ゲイリー・オールドマンです。ジャンルはアクション、アドベンチャーです。
画像はAmazonより
簡単なあらすじ
大規模な戦争により、文明が崩壊した世界。誰が名づけたか“ウォーカー”と呼ばれるその男は、30年間、世界でたった1冊だけ残る“本”を運び、〈西〉へと旅を続けている。本を守るため、行く手を阻む敵は容赦なく殺す 。彼の目的地はどこなのか?一方、大勢の盗賊たちを率い、王国に君臨する独裁者カーネギーは、世界を支配するためにどうしても必要なその本を手に入れるため、旅を続ける“ウォーカー”の前に立ちはだかる。砂塵渦巻く荒野を舞台に、世界を揺るがす一冊の本をめぐる壮絶な死闘が開始されたー!旅の先にあるのは、荒れ果てた世界の“希望”か“絶望”か!?2人の男の戦いの果てに、驚愕の結末が待ち受ける!!
Amazon プライムビデオ『ザ・ウォーカー』あらすじより引用
見どころ
この映画の最大の見どころは、「その本って結局何なの?」ということでしょう。あらすじには、「たった1つだけの本」とありますが、この世界に存在する本は割とたくさんあります。つまり、「何か特定の1冊」と考えていいと思います。
そして、この特定の1冊の正体は、物語終盤で明かされます。ぜひ、「何なんだろう?」と答えを予想しながら、観てみてください!
また、この世界は戦争前に人々が捨てていたものを、戦争後取り合うといった少し皮肉にも感じられるものになっています。
現代に生きる私たちの周りは非常に多くのもので溢れています。そんな私たちが観ることに意味があるのかもしれません。それぞれに何か感じるものがあるはずです、、、
これ以降、少しネタバレを含んだ考察になりますのでお気をつけください!
(読んだ後でも十分楽しめるように書いてはいます、、、)
モチーフ考察
「モチーフって何!」という方は、以下の記事を読んでみてください!
「色」
まず、映画の構造について触れていきます。
この映画は前半からのほとんどと物語終盤での対比によって組み立てられています。ここで大きな役割を担うのが、「色」です。
これには、ぜひ注目していただきたいのですが、映画内で始まりから中盤に至るまで使われている色のほとんどが白か黒でした。終盤までに出てきた唯一の他色はカーネギーの着ていた服でした。
一方、物語終盤ウォーカーたちが新しい街に辿り着いた時から、世界に色が生まれます。これは、「文化による発展」を意味するものとして私は考えました。
「目」
そして、もう1つ大きなモチーフがあり、それは「目」です。この映画で最も重要な要素の1つでしょう。
「ウォーカー」を例に挙げると、彼は他の人間よりも鼻が効き、耳も良い人物として描かれています。また、サングラスを常にかけていて、彼の目を見ることはほとんどありません。これは、「視界だけに頼らず、耳、鼻を使って生きている人」=「ブラインド」を暗に示しているように思えます。
彼だけではありません。登場人物のほとんどがサングラスをかけています。また、生まれつき目の見えない人も登場します。
そして、何より命より大切なその本は点字で書かれていること。ここで、映画前半でのサングラスや目の見えない女性が全て伏線であったとわかるわけです。
さらに言えば、カーネギーは「人々のほとんどは字が読めない」と言っていましたが、最後の最後で自分も字が読めない状況に陥り、彼の言葉もそっくりそのまま自分に返ってくる結末になっています。
このように、多くの箇所にいくつもの伏線が置いてあったわけなんです!!
観終わってから思っていた以上に面白い映画だ、と私は感じました!日本ー外国でよく話題になる「信仰」もテーマの1つなので、私たちにとって新鮮で面白いと思います。
「ザ・ウォーカー」を観るなら
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それではみなさんの良き映画ライフを祈っております。ではでは!