【熱中症対策】エアコンを使うと熱中症になりやすくなるのか
みなさん、こんにちは!なつをです!
いつの間にか春が過ぎ去り、一気に夏が近づいてきている感じがします。私は寒いよりは暑い方が好きなんですが、夏は虫が多くて嫌です。特に歩いている時や自転車を気持ち良く漕いでる時にちょうど顔の位置を飛んでいる小さい虫の群れ、あれが厄介です。誰かどうにかしてください、お願いします!
と、祈ったところで、今回は熱中症について書いていこうと思います。皆さんの中に中学や高校で「エアコンを使うと体力がなくなる!」と家族や顧問の先生に言われたことのある人はいますでしょうか? あれって本当だと思いますか?
熱中症とは何か、予防法、熱中症とエアコンの関係の3本立てでいきます!
熱中症とは
熱中症とは、簡単に言えば暑い中で活動をすることで生じる障害のこと、で幾つかに分類することができます。
1. 熱痙攣・・・腕や脚の筋肉の疼痛、発汗による塩分の欠乏など
2. 熱失神・・・顔面蒼白、過呼吸、意識の喪失、低血圧など
3. 熱疲弊・・・脱力感、疲労感、目眩、高度の脱水など
4. 熱射病・・・意識障害、疲労感、汗が止まる、体温調節機能障害など
3までなら早急に病院で治療を受けたり、涼しいところで安静にすることで助かりますが、熱射病になると話は別です。命を脅かす可能性が十分にあります。
また、家の外だけでなく環境次第では家の中でも熱中症になることもあります。
予防法
熱中症にならなための予防策は大きく2つです。
- 水分補給をこまめに
人間には暑さに対して身体が勝手に対応する「自律性体温調節反応」という機能が備わっています。この機能により人間は汗を流したりするんです。しかし、汗もご存知の通り無限に流せるわけではありません。人間のほとんどは水分です、なんてこともよく聞きますけど、実際に人間が汗として使える水分はとても少ないんです。水分が少なくなれば、かける汗もなくなるので少しでも喉が渇いたら体のサインなので、見逃さないようにしましょう!
- 皮膚付近の血流を高いレベルで維持
皮膚表面の血液が多いか、少ないかで熱の放散量が決まります。そして、汗により皮膚が濡れ、気化することによって体外へ熱を逃がしています。体内の内側の血液は表面側に比べれば、当然温度が高いのでその血液を表面に持って行く高いレベルの血流を維持することが予防につながります。
熱中症とエアコンの関係
前述したように、熱中症を防ぐには水分をとること、高い皮膚の血流量が大切です。そして、言い換えるならば、それは「自律性体温調節反応」を維持するということです。この人間に備わった機能は暑い環境にならばなるほど働きづらくなります。
また、この機能は暑い環境にいることで、その環境に慣れレベルアップしたような状態になります。つまり、暑い環境に身を置くことで、熱中症になりづらくなります。
こうなってくるともうわかると思いますが、まだそこまで暑くない時からエアコンを使い始めると、真夏になった時にバテます。(暑さに対応する機能が備わってないため)ギリギリまでエアコンを使うのを我慢することで、熱中症になる確率を減らすことができるので部活をやってる方は特に頭に入れておいてください!
最後まで読んでいただきありがとうございました。エアコンはギリギリまで我慢すべき、と結論を出しはしましたが、我慢しすぎたことで室内で熱中症になっては本末転倒なので、そこは自分の体調と要相談です。正しい知識を持つことで、自分だけでなく、友人や家族を助けることもできるかもしれません。
今年も例年通り非常に暑くなることが予想されます。熱中症にならないようにうまくエアコンも使い、夏を楽しく乗り切りましょう!ではでは!